期待と不安

僕は一時期、朝になって目が覚めると絶望感から一日が始まっていたことがありました。

「やがて手術前の状態に戻れる」と自分自身でも思っているし、周りの人やお医者さんもそう信じていると言ってくれてはいるけれど、それまでにどれくらいの時間が必要かということになると見通しが立たず、不安で仕方なかったのです。

実は今でも、本当は手術前の状態に「戻れると思っていたい」だけで、本当はもう戻らないのかも知れないと思うことがあります。

でもペースはおそいながらも、まだ回復が止まっているわけではないので、望みは捨てないようにしたいとも思っています。

それに、僕が問題を抱えているのは脳ですから、今現在できないことでも“出来る”と思い込んで行動することには、きっとプラスの効果があるのではないでしょうか。

将来を不安に思ったり暗くネガティブな考え方だと、脳の機能はどんどん衰えてしまい、将来を期待したり明るくポジティブな考え方を持っていると、逆に脳細胞が活性化されるという話を聞いたことがあります。

昔から“病は気から”と言いますが、それは精神論ではなく、科学的に見ても根拠があるということです。

脳科学的に言うと“病は気から”=“病は脳から”ということになるでしょうか。

だから自分がネガティブな考え方をしていると、脳が回復するスピードも遅くなってしまうのではないかと思うのです。

脳卒中系の脳障害による麻痺になってしまうと、6割の人が鬱病になってしまうという話を聞いたことがあります。

鬱病になるとただでさえ辛いと思いますが、恐らくそれが脳の回復力までも奪うという結果になってしまうのでしょう。

僕も以前は一年後の自分、将来の自分がどうなっているかと考えると不安で仕方なかったけれど、今は未来の自分に期待しようと思っています。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP