後悔してる?

脳動静脈奇形の手術を受ける前は、順調に行けば3週間から2ヶ月くらいで体の状態が元に戻るだろうと言われていました。

でも実際には、手術後3年以上たった今でも杖が手放せず、手術前の体には程遠い状態です。

そんな現実に直面すると、血管が破裂するリスクがあったとしても、手術を受けずに楽しい人生を過ごしていた方がよかったのかな、という思いが頭をよぎることがあります。

でも、もしも僕が死んでしまったら、残された家族には辛い思いをさせることになるでしょう。

あたり前ですが、僕自身も家族と一緒に暮らしたり、子供の成長を見守ることはできなくなってしまいます。

それに、もしも脳出血などを起こしたら、一生ベッドに寝たきりという可能性もあるので、今よりもさらに後悔することになっていたかも知れません。

手術前の予定と今の自分の体の落差を感じると、今でもとても落ち込みます。

手術前に何年ものリハビリが必要だったり、体が元に戻らない可能性があるということを意識していたら、自分はどういう決断をしただろう?と考えることも少なくありません。

でも、手術のリスクをもっと大きく感じていたとしても、やっぱり結局は手術することを決断したのではないかと、今は思っています。

手術後に「本当に手術して良かったんだろうか?」と妻に聞いてみたこともあります。

その時に妻は、

「手術前の不安をかかえている状況を思い出してみて。その不安をかかえた状態がずっと続くんだよ?それを考えてみたら手術して良かったに決まってるじゃない。」

と言ってくれました。確かにその通りだと思います。

多分、心のどこかに不安を抱えたまま生きても、ずっと行きたいところにも行けず、心から楽しむことは出来なかったでしょう。

家族みんなが「手術して良かった」と考えてくれていることで、僕も後悔せずに前を向いて生きていける。そういう意味でも本当に自分は人に支えられて生きているんだな、と思います。

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