目のこと

僕の目は手術後に斜視、つまり全てが二重に見えるようになってしまっていました。

斜視にはじめに気付いたのは、手術後に麻酔から目が覚めたときのことです。

鏡を見ると左目の黒目が上を向いてしまっていて、右目と左目で違う所を見ているのが自分でもよく分かります。

他の人が見ても全然左目が違う所を見ていることが分かるくらいに、ハッキリと左右の目の向きがずれていて、特に写真を撮ると左目がカメラのレンズを見ていないことがよく分かる状態でした。

当初は斜視が続くようなら目の手術をして最終的には一致させることが出来ると聞いていたのですが、眼科の医師にも診てもらい説明をうけた結果、斜視にも色々と種類があるのだそうです。

衝撃などによってなってしまった斜視に比べて、僕の場合は脳の手術の影響による神経系の斜視のため、手術しても完全に左右を一致させることは難しいという話でした。

また手術するのは嫌でしたが、もし治らなくても最終的には手術すれば何とかなると思っていたので、手術でも治らないと聞いた時にはかなりショックをうけたのを覚えています。

眼帯などをして左目の視界を完全にさえぎると言う方法もありましたが、我慢できるならちゃんと見ていなくても両目を使っていた方がいいと言われたので眼帯などは使かいませんでした。

テレビを見るにも、両目は開いてはいるものの、右目だけで見ている状態が続きました。

斜視の間は活字を読むのが辛く、小説などは読めず、絵が主体のマンガなら何とか読めるという感じです。

医師からは目に特化したリハビリは無く手や足のリハビリをしていくことが目にもいいでしょうとの説明を受けましたが、目に有効なリハビリもあるという人もいて、その人にやり方を教わったり、聞いた話を自分なりにアレンジしたりして自主トレをしていました。

僕が特にやっていたのは、頭を動かさずに目だけで左右をキョロキョロと高速で何往復もさせるリハビリでした。

その際左右行ったり来たりする目の往復を折り返す瞬間は、離れて見える幅が少し縮まり、正常な視野に近い状態で物が見えます。

目の動きをとめると視界はまたもとに戻ってしまいましたが、それでも自分の力で斜視をコントロールすることができた気がして希望を持てるようになりました。

特に気を付けたのは、ただ目を動かすだけじゃなく、右を見たときと左を見たときの目標物を決めておくことです。

そんな自主トレを、回数を決めた上で、時間を区切って何度も何度も繰り返し行っていました。

結果的にはリハビリの成果だったのか、時間がたって治ったのか分かりませんが、約1年後には起きているときは左右の視界がほぼ一致し、2年後には寝転がったりしても物が二重に見えることはほぼ無くなりました。

また、目については斜視以外にも、視界の一部に虹のようなものが見え、そのあと暗く見えることがありました。

これが起こると物が見えにくくなり行動がかなり制限されますが、手術後2年経ってその回数はかなり減ってきているので、いずれは完全に治るのではないかと思います。

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