左手のこと

手術の影響は体の色々な部分に出ていて、最初は体の全てが上手く動かせないように感じたので、どこがどういう風に上手く動かせないのか自分でもよくわかりませんでした。

その中でも最初にうまく動かせないと思い始めたのは左手だったように思います。

具体的には、左手だと物がうまく掴めない、思うように力が入らないという症状が出ていました。

普通なら、特に意識しなくても自然に指を曲げて、物の大きさに合わせて物を握ることができるのが当然だと思いますが、それが僕には出来なかったのです。

そのために結局、左手では何も掴むことは出来ませんでした。

僕は左利きなのですが、左手は肩からダラっと垂らしたような状態で、何か物を渡された時も反射的に右手が出る・・・という状態です。

それでも時間が経つにつれて力は入るようになり、一度右手で持ったものを左手に持ち替えることは出来たものの、やはり左手で物をつかもうとすると手が震えてしまったり、思ったところに手が伸びないということがよくありました。

歩くときも左手の肩から先がダラッと下がっていて、手を振ってバランスを取ることができません。

この問題については今でも完全に解消されていなくて、大きさや形によっては物をうまく掴めないことがあります。

ゆっくりなら何とか左手だけで物を掴む事は可能になってきてはいますが、手の中で方向を変えたり、動いているものをキャッチしたりすることはまだちょっと苦手です。

外を歩くときに右手で杖を持っていると、左手では顔に流れてきた汗をぬぐえなかったり、頭が痒い時にかけなかったり、髪の毛をかき上げることも出来ず、非常に歯がゆく思います。

また、一応物をつかむことはできるものの火傷のリスクがあるので、みそ汁の入ったお椀を持って食事をしたりすることが出来ていません。

今はリハビリの意味もこめて、例えば電気のスイッチ、エレベーターのボタン、パソコンのキーボードなどは左手で押すことを心がけています。

左利きだった僕にとって左手が思うように使えないことはとてもイライラしますが、なるべく左手を使うようにすればいつかは元通りに使えるようになるのではないかと考えています。

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