なんでわかったのか

ここで、僕が脳動静脈奇形と診断されるまでの経緯をお話しておきましょう。

はじめに「自覚症状」を感じたのはもう何年も前。

細かい時期はよく覚えていませんが、眼の奥がズキーンと痛む症状が発端でした。

主に疲れているときに症状が出ることが多かったような気がしますが、必ずそうというわけでもなく、痛みの強さも時によって差がある感じ。

そして、たまたま家の近くに大学病院が出来たので、周りの薦めもあって診察を受けてみることにしたわけです。

頭痛とはいっても顎や首に痛みを感じることもあったので、どの科に行っていいのか分からず、最初は「総合診療科」にかかることに。

そこで撮ったCTスキャンの結果から神経内科のお医者さんが「どうも脳に気になる所があるので、もうちょっと詳しく調べてみましょう」という話になり、その後神経内科で撮ったMRIから「やはり脳に異常がある」ということがわかり、脳神経外科へ・・・という流れでした。

ちなみにMRIは磁気を使って脳の内部を撮影するので、CTスキャンよりも頭の中の様子を詳しく診断することが可能だそうです。

僕の場合、脳動静脈奇形が見つかったのは運動神経をコントロールしている小脳の部分。

実際のところ、この脳動静脈奇形と僕が感じていた頭痛との間に直接の関係があったのかどうかは今でも分かりません。

頭や目の奥の痛みは単に疲労から来る偏頭痛で、脳動静脈奇形が判明するきっかけに過ぎなかったのかもしれません。

思い返してみると診断を聞いた段階では、そこからどんな出来事が待っているのか、ましてやこの年になって開頭手術まで経験し、長いリハビリ生活に入るなどとはとても想像していませんでした。
病名を言われたときも週に2~3回はスポーツジムに行っていて、健康な身体だと自分はもちろん周りの人もそう思っていました。だから本当にまさか手術をすることになるなんて、夢にも思っていなかったのです。

これが手術日から逆算して82日前の出来事です。

じつは僕はプロボクシングのライセンスを持っていて、これまでにもスパーリング等の練習で顔面をバンバン殴られていたのです。

そういうわけで普通の人よりも頭部に衝撃を受ける機会が格段に多かったわけで、この点については脳神経外科の先生にも

「ボクシングをやっているときに脳出血やくも膜下出血を起こさないでよかったです。もうやらないで下さい」

と念を押されました。

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