個人部屋(一般病棟)へ

5月20日、つまり手術から6日経って、やっとICU(集中治療室)から一般病棟の個人部屋に移ることになりました。

しかし、一つ前のページに書いたように、このころの僕はまだ意識もはっきりしていない状態。

たぶんICUからは、寝かせられていたキャスターの付いたベッドでそのまま移動してきたのだとは思うのですが、自分自身の記憶がほとんどありません。

約一週間ほどの間個人部屋にいたのですが、そこがどんな部屋だったかという事すら覚えていないのです。

というより、まだ周りを十分に見られるような状態ではなかったのかも知れません。

個人部屋に移って最初の頃は、点滴やおしっこの管、あと鼻からも薬や栄養を入れるための管がついている状態でした。

そして僕は、意識がはっきりしていないにも関わらず、自分についている色々な管を器用に抜いてしまっていたようです。

さすがにそれではまずいので、妻に同意書を書いてもらった上で僕の手にはミトンの手袋がつけられ、手をベッドに縛り付けられることに・・・

僕は夢うつつの中、足でベッドを蹴っ飛ばしながら「これじゃ軟禁だ~」と叫んでいたようですが、冷静に考えてみれば仕方の無いことだと思います。

さらに僕は、ミトンを取ってからもナースコールを使わずに、足でガンガンとベッドを蹴っ飛ばして誰かを呼んでいたので、動かせる方の足も痛くなってしまいました。

それでも5月21日にはかなり麻酔から覚めてきて、家族との会話もだんだん成り立つようになってきました。
ただ、家族にしてみればまだ何を言っているのか聞き取り辛い面が多々あったようです。

食事に関しては、23日になってやっとゼリーを口から食べることができました。

小脳を手術すると嚥下障害(えんげしょうがい)という症状が出やすいので、物をスムーズに食べたり飲んだりできるまでに時間がかかる事が多いのです。

リハビリをやっと開始したのも、この日です。

相変わらずどんなことをしたのかは全然覚えてはいませんが、恐らく内容はかなり初歩的な物だったと思います。

26日にはやっとおしっこの管がとれましたが、まだ大人用紙おむつからは離れられませんでした。

そして個人部屋から大部屋に移ったのが、その2日後の5月28日です。

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