転院の手続き

実は、病院でのリハビリというのは回復まで無制限に行えるわけではありません。

リハビリの日数には法律上の制限があり、僕の場合はそれが180日間だと言われました。

ただ僕が手術した病院は、急性期の患者さんを対応するための病院なので、180日間の入院リハビリを行うことができませんでした。

しかも、60日間の入院期間以内に転院しないと、回復期のリハビリテーション専門の病院にも移ることが出来なくなってしまうと説明されました。

この説明を受けたのは手術から1ヶ月たった時でしたが、当時の僕はまだ手術直後、身体の回復状況もやっと自分で車椅子を少し動かすことが出来る程度で、先のことを冷静に考えることが出来なかったのです。

法律のことなど言われても返事だけは「はい」と言ってはいたものの、実はよくわかっていませんでした。(今になって、妻の手帳などを見て事実を確認しながらこの文章を書いています。)

僕はこの病院でリハビリを続けたかったので、病院に見放され、別の病院に行くことになるような気分でした。

しかし、他に選択肢はなく、仕方なくリハビリテーション病院に転院する準備を進めることになったのです。

病院から候補になるいくつかのリハビリテーション病院を紹介されましたが、長い入院の影響で気分が落ち込んでいたため、物事を冷静に判断することができず、リハビリテーション病院の名前すらも頭には入ってきませんでした。

当然、どの病院に行くべきかという判断などできるはずもありません。

そこで妻と母に転院先の候補となるリハビリテーション病院の見学に行ってもらい、今の自分の気持ちや身体の状態を考慮した上で、二人に判断を任せることにしました。

候補は2カ所に絞られていましたが、1カ所は新しい病院で、入院によるリハビリのみ。

日程に関してもまさにリハビリの連続。土日もなく内容も他より少しハード目だが早くに退院する人も多いということでした。

もう一カ所は通院も可能ですが、僕の場合は介助者が常に必要な状態だったので、結局は入院しなければならないことは明らかでした。

結局のところ、総合的に判断して前者の病院が最適だろうと判断し、手術から43日後に転院することになりました。

転院することになったリハビリテーション病院は、手術前にも車でよく前を通っていた場所でしたが、その時はその存在すら認識していませんでした。

当事者になってみないと分からないということは色々とあるものです。

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